ソース:永善县七旬老人刀砍仇家马儿泄愤_云南网(2013年5月3日10時15分30秒)(2023年10月17日リンク切れのためリンク削除)
(以下引用)
「敵の家の馬がうちの馬と『お熱く』なっているのを見て、70になる老人はかっとなって相手方の馬を刀で斬り殺してしまった。この老人は結局4600元(約7万4000円)を弁償した」この揉め事は4月30日、雲南省昭通市永善県公安局が通報を受けたところから始まる。
大量の物的証拠を前に、今年72歳になる耿さんは自身の行為をこう釈明した。4月30日夕方、耿さんは山に放した自分の馬を探しに出た。すると、近所で仲の悪い敖さんの馬が耿さんの馬と「熱ーく」なっていたのを見てかっとなり、周囲に人がいないのを確認してから、鎌を振り上げ、敖さんの馬の気道をたたき斬って、その日のうちに死亡させてしまった。
しかし、すぐに真相が明らかになり、被害者の敖さんはこれを知って怒り心頭。もともと友人の多かった敖さんは、皆に声をかけ、耿さんの馬を斬り殺して仇を討つか、耿さんの馬を連れ去って死んだ馬の代わりにしようとした。しかし耿さんは『五保戸(生活保護受給世帯)』であることを理由に、死んでもうちの馬をわたさないと損害賠償を断った。
事態の悪化を防ぐため、蓮峰派出所はこの数日、夜通しで双方に話し合いでの解決をさせた。5月2日早朝、双方の意見が一致し、耿さんは敖さんに4600元の損害賠償を、敖さんは今後一切耿さんに責任を追及しないことを約束した。
(引用終わり)
原文だと「仇家马儿」とあるんですが、これをどう訳すべきか…「仇敵の家の馬」?物々しすぎる気が…となってとりあえず「近所で仲の悪い」と言うことにしたものの、日本で言う近所で仲の悪いとイコールなのか、という気も。
警察が防ごうとした「事態の悪化」が示すものはこれ(【孔明の罠】ド田舎で本当にあったリアル仁義なき戦い―中国・雲南省 : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ))やこれ(気分はもう内戦?!広東省の田舎で硫酸、火炎瓶、花火砲が飛び交う村同士の戦争が勃発 : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ))なんでしょうか。
ちなみに、事件の舞台である雲南省昭通市永善県蓮峰鎮大蕩村の村民委員会のサイト:永善县莲峰镇大荡村村民委员会(何故か携帯サイトみたいな表示のされ方します(2023年10月17日リンク切れのためリンク削除))によると、人口921人、労働人口469人のうち第一次産業に従事する人が399人。2006年のデータでは、農民の一年の平均収入は910元(当時のレートで約13200円)で、典型的な雲南の貧しい田舎の村という感じです。写真だけ見ればのどかですけどね…
0 件のコメント:
コメントを投稿