「雲南省保山で47名の乗客が搭乗拒否される」
ソース:保山47名乘客搭飞机遭“拒载”_云南网(2013年4月19日)(2023年10月17日リンク切れのためリンク削除)
昆明からの旅行客だった劉さんは、昨日11時10分に出発する中国東方航空MU5741で保山から昆明へ向かう予定だった。ところが、離陸30分前に手続きを終わらせると、「滑走路と機体の問題により、当便は乗客全員を搭乗させることが出来ません。午後の便へ乗り換えください」と伝えられた。劉さんと同じ状況に置かれた46名の乗客も同じく乗り換えるよう言われた。劉さんたちが搭乗できずに困っているときに、ほかの70名はその便で行ってしまったことに、最もおかしいと感じている。「なぜ皆同じ乗客なのにこうも待遇が違うのか?」と。
飛行機の搭乗拒否などあるのだろうか?昨日午後、保山空港は、「当便は滑走路がボーイング737-700型機の満席で離陸できる条件に達していなかったので、安全を優先し、乗客を分乗させることとしました。」と回答した。
乗客の疑問
何故乗せられないほど多くの客にチケットを販売したのか
昨日の午後10時から117名がその11時10分発MU5471のチケットを購入し、保山空港で手続きを済ませていた。その中の47名の乗客は離陸30分前になって搭乗できないことを告げられ、午後5時の便に変更することを余儀なくされた。
離陸30分前に突然空港職員から午後の便に振り替えるよう言われたという匿名希望の乗客は、「この話を聞いたときは頭にきました。家族も昆明空港で待っていたのに、家族には待ちぼうけをくらわすことになってしまった。多くの人が、搭乗させられない多くの旅客に何故チケットを売ったのか理解できないと言っていますよ」
空港の反応
安全のために乗客に分乗をお願いした
昨日午後、保山空港の関係者は記者の質問を受け、一部乗客には安全のために分乗をお願いしたと答えた。
ある空港職員によると、朝出勤時に滑走路の制限により、保山から昆明へのMU5741は117名の乗客全員を乗せることは出来ず、分乗してもらうこととの通知を受けたと言う。
保山空港の責任者はインタビューに対し、「保山空港の滑走路はボーイング737-300型機の離着陸にのみ対応できる設計がされているが、当日はなぜか昆明発保山行の東方航空便がボーイング737-700型機に変更してきたので、設計上の都合で満席で離陸できないことを伝え、安全上の考慮で一部の乗客には分乗してもらった」と答えた。
また、「当便は事前にチケットを売り出していたこともあり、空港からすべての乗客に通知することが出来ず、乗客の到着を待ってから逐次通知することしか出来なかった。乗客への通知は先着順に行ったので、早いほうから70人を過ぎ、それ以降に来た乗客には分乗してもらうこととした。」とのこと。
事後処理
乗客に食事・ホテルの提供と、損害賠償
上の責任者は、「このような状況では空港側としても遺憾でありますが、安全のためであることを分乗していただいた47名にはご理解いただきたい」と述べた。
そして、「空港に滞留することとなった乗客には、空港側からきちんとした補償をいたします。まず、定刻どおりに搭乗できなかったことを繰り返し放送し、47名の乗客には当日夕方5時の便に振り替えていただきました。その間、昼食を提供し、ホテルの部屋の提供を行い、47名乗客全員に150元(約2400円)の損害賠償を行いました」と説明した。
記者が原稿を書き終えた時点では、滞留することとなった47名の乗客全員が夕方5時の便で昆明へ戻った。
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