2010年9月29日水曜日

2010年9月29日 日本語:「日本語を教える」ということ。

どうもお久しぶりです。日本にいる多くの知人から中国にいて大丈夫かという心配をされて寧ろそれで気が滅入りそうになっている斧子です。ご心配をおかけしています。


授業も慣れてきて、わかる単語が日に日に増えているのを身を以て感じています。クラスメイトの国籍は多彩には多彩ですが、日本人・韓国人・華人で大半を占めているようです。一応それなりに上のクラスだからって言うのもあるにはあるんでしょうけどね。とはいえ、聴くところによると日本人はまんべんなくどのレベルのクラスにもいるらしいのですが。一番上のクラスではほとんど日本人のクラスだった為に、敢えて日本人の少ない低いレベルのクラスに変えた日本人もいるようです。


日常生活ではペットボトルのお茶に「再来壹瓶(もう一本)」のキャンペーンがあって何気に「2009年には私たちは7億本売ったので今年は15億本売ります!」みたいなことが書いてあります。それがどうしたことか自分が上海に来てからのおよそ1カ月で7回も当たるというすごくもったいない運の使い方をしてしまいました。あえて言うと7回当たったとは言っても一本3元(40円)程度なので合計しても300円ぐらい。それなら昔ブラックモンブランで1000円当たりが出たことのほうがすごい気もします。


前置きがかなり長くなりましたが、ここで本題。クラスメイトのタイから来た留学生から、「日本語を教えて!」と言われたので、こっちもタイ語を教わることにしました。そしてそのタイ人留学生の友人の韓国人学生にも日本語を教える代わりに韓国語を教わることになり、“미묘한 삼각관계(ミミョハン サムガクグァンゲ)”ってな感じで(別に微妙ではないけど)言語交換がはじまりました。まず本屋に行って日本語学習者用のテキストを見に行きました。上海の日本語学習熱は高い!どこでも日本語の本は棚をいくつも占領するほどにおいてあります。それと比べると日本の書店の英語以外の言語の品揃えと言ったら。そんなわけで日本語の本は簡単に見つかりました。寧ろどれが一番いいのか迷うほどに。念のために言っておくとこの3人の会話で使用される言語は中国語です。第2言語を用いてそこからまた別の言語を勉強する、しかも教える側も第2言語を用いて教えるというのは相当ハードルが高いです。

そして日本語を仮名と一緒に発音から教えることに。「つ」「づ」「う段」「ら行」等の発音、「ゃ」「ー」「っ」等を教えるのが難しい。つ tsu とか書いてるけどtとsを一緒に発音してるわけでもないし…かと言ってtuだと「とぅ」になるし、中国語のciとかcuとかとも母音が違うし…音声学上は「無声歯茎破擦音」とか言うらしい。タイ語母語話者に中国語(普通話)で日本語を教えていると本来の発音がどういうものだったかわからなくなってきて自分が発音練習しているような事態になることもしばしば。おそらく彼が自分がしゃべった単語の中で一番最初に覚えた日本語は「ええと」です…

今授業で取っている「上海語基礎」で国際音声記号(IPA)なるものを使っています。皆さんも学校で英語を勉強した時に//で挟まれた奇妙な文字の集まりを見たことがあると思います。あれがこのIPAの簡略表記で、これを勉強すると(一定の批判はあるものの)世界中の多くの言語を勉強する際にとても都合がいいようです。音声学の分野に手を伸ばしてみようかなと思っている今日この頃です。

中国語で教えている日本語のテキストを何冊か購入してみました。

日语三百句 にほんご300 刘金才 编著 北京大学出版社 12.00元
蛋蛋老师陪你学动漫日语 蛋蛋老师 主编 大连理工大学出版社 29.80元(MP3のCD付き)

上の本は安いもののまじめに解説してあり、とても為になる印象。下の本は日本のアニメで日本語を勉強しよう!というノリで作られているので口語を勉強するときに役立ちそうなイメージ。聴いたことのないアニメも含まれていたが、あらすじが書かれているので、中国人のアニメおたくに訊かれても少しは反応できるようになるという日本語を教える側にもメリットがある(ような気がする)。

参考URL
無声歯茎破擦音 wikipedia 日本語版 http://ja.wikipedia.org/wiki/無声歯茎破擦音
国際音声記号 wikipedia 日本語版 http://ja.wikipedia.org/wiki/国際音声記号

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